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赤点ヒコーキ満点ヒコーキ+3ろ、体育委員+

麗らかな春。
暖かな光。
風から流れ伝わる草地の匂い。
ぽかぽか陽気はもう俺に寝れと言ってるのだろうと1人納得し、机にうつぶせて静かに瞼を閉じる。



...まぁこれがただの授業だったら良かったんだが、

テスト中に寝てしまったわけだ。


「三之助、零点なんて珍しいな。」

左門がけらりけらりと笑いながら俺の答案用紙を見ていた。

「ってかお前寝てただろ。」

作兵衛にしっかりバレてたようで思わず顔をそらす。
目の前の友人も怖いが内心同じ体育委員の先輩もおっかなくて仕方がない。
七松先輩はともかく滝夜叉丸はとにかく成績に厳しい。
見つかりたくないから答案用紙を折り紙みたくたたみ紙飛行機にして窓から飛ばす。

後ろで作兵衛が悲鳴的声で怒ってるが気にしない。
バレるよりかはきっといい。
そのまま遠くへ行ってくれ。



「三之助!!教室に居るだろ!出てこない!」

一瞬血の気がひいた。
ヤバいもしや。

窓から顔を除かせたら、まさかの滝夜叉丸。
手には紙飛行機が握られてる。
ああ駄目だ。よろしくない。

「じっとしてろ!直ぐ行く!!」

キレてる滅茶苦茶キレてる。
そりゃ優等生の滝夜叉丸何かがこのテストみたら怒るよな。

「どうするか。」

「先に言って謝ったらどうだ。」

左門の提案になる程と納得し急ぎ教室からでる。

「ちょ!行くな!この方向音痴!」

作兵衛が意味わからない事を行っていたが気にしない事した。



しかし何故か滝夜叉丸と会ったのは夕方で散々怒られたのがかなり不思議だった。
いやテストは俺が悪かったけどさ。


次のテストは真面目にうけ、ってかかなりか頑張って満点。
小さく頷き満足。
そしたら前みたく紙飛行機におって飛ばす。
内心滝夜叉丸に見付けて欲しいななんて思いながら紙飛行機の行く先を眺めてた。


(あ、落ちた。拾ったのは...金吾。凄いとか言って可愛いな。)
(金吾ならきっと体育委員の時見せてくれるな。)
(何だか今日の委員会が待ち遠しくて仕方がなかった。)



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あきゅろす。
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