リリカルで指輪の魔法使い
プロローグ
携帯電話のアラームが私を起こした。
「急がないと!」
待ち合わせ時間にはまだまだ余裕があるけど、今日は大切な日だから、遅れる訳には行かない。
急いで身支度を整え、待ち合わせ場所に向かう。そこには私以外の皆が待っていた。
「ひょっとして、なのはもフェイトと待ちきれなくて早く来たの?」
「うん! 皆も?」
「ようやくフェイトちゃんと会えると思うと早く会いたいって気になって。」
皆で話をしていると、
「皆!」
フェイトちゃん、ブレシアさん、アルフさんがいた。
『フェイト(ちゃん)、アルフさん、お帰りなさい!』
「ただいま。」
「皆、ただいま。」
声を揃える皆に嬉し泣きしながら、2人はボク達の手を握っていた。その横で、
「ママ。お帰りなさい。」
「お帰りなさい。ブレシア。」
「ただいま。アリシア。リニス。」
アリシアちゃんとリニスさんがブレシアさんに駆け寄り、ブレシアさんはその2人を抱きしめていた。
「ブレシア。もう一度、私をあなたの使い魔にしてください。
それと、私もテスタロッサと名乗っても良いですか?」
リニスさんの願いにブレシアさんは優しく頷いた。
その後、離れていた間を埋めるような会話は尽きる事がなかった。
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