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仮タイトル ヴァルキリードライブビクニ+3
エリート



「皆集まったわね?」

 ボク達を集めた理事長はボク達7人を見て問いかけた。

「何の用だ? くだらない用なら殺すぞ?」
「ちょ、ちょっと! 理事長になんて事を言うんですか! 理事長先生も今のは冗談ですから本気にしないでください!!」
「私は冗談など言わない。」

 真っ青な顔で慌てて言うマナちゃんに対して平然と言う桃ちゃん。その桃ちゃんに対して理事長はニッコリと笑みを浮かべていた。

「アラアラ。面白いわね。殺せるものなら、殺してみなさい。」

 舐められてる。理事長の態度からそう判断したのか、桃ちゃんは怒りの表情を浮かべていた。

「いい度胸だ。それなら、そこから出てこい。」
「んー。それは無理かしら。事務仕事が忙しいからもう暫くは缶詰かしら?」

 投射映像から残念そうに言う理事長の言葉に桃ちゃんは忌々しそうに舌打ちしていた。

「それで理事長は何のようで私達を集めたんですか?」
「皆にこの島を守護する四神達を紹介しようと思ってね。」

 その言葉に答えるかのように紅い巨躯の鳥、白い巨大な虎、青い龍、茶色い尾の生えた侍が現れた。

「改めて我から名乗らせてもらおう。」

 侍ことコンゴウ先生が声をあげる。

「我はコンゴウ。この島では主に体を鍛える役目を担っている。以後よろしく頼む。」

 そして、次に名乗りをあげるのが青い龍の姿をした先生だ。

「ごきげんよう。皆さん。私はゴウサンセ。この島では皆さんの技を鍛える役目を担っています。美しく咲く技の華お教えしましょう。」

 次に名乗りをあげたのは白銀の大虎だ。

「オレは四神の一柱ダイイトク。お前らの心を鍛える役目をおっている。」

 最後に名乗りをあげる紅い鳥。

「私はグンダリです。お見知りおきを。」

 丁寧に頭を下げるグンダリ先生に倫花ちゃんが問いかける。

「あの、先生は何を教えるんですか?」
「ヴァルキリーにとって最も重要なことです。」
「え?それっていったい?」
「今はそれ以上は申せません。知りたくば私のところまで来てごらんなさい。」

 ボクの問いに拒絶の答えを返しグンダリ先生はボク達に挑戦状を叩きつけた。

「我々の授業は段階を踏むものだと思って欲しい。」
「コンゴウ先生から許可を頂いたら私が担当になります。」

 コンゴウ先生やゴウサンセ先生の言葉に乱花ちゃんが気になることを問いかけた。

「コンゴウ先生。月影や満腹丸は今どの段階にいるんですか?」
「満腹丸ともう1人は我の許可をだし、ゴウサンセが担当になっている。」
「そして、月影ともう1人はオレのところまできてるぜ。」

 どうやら、ボクが知らない子が2人いるようだ。

「ならば、そいつらを倒せば、私が最強だと言うことになるわけか?」
「面白いわね? その挑戦状、受け取らせてもらうわ。」

 聞き覚えのある声に思わずそちらを見た。それは倫花ちゃんや乱花も同様のようだ。
そこにいたのはツインテールの可愛らしくてグラマラスな女の子だ。
 その女の子はその大きなお山を揺らしながらボクに近づいて、

Chu♪

「んなっ!!」

 ボクの首に腕を絡めて自身の柔らかでみずみずしい唇でボクの口を塞いでいた。
それを見た倫花ちゃんも乱花ちゃんも眼を見開いて固まっていた。

「こ、こら!! カウス!! 何やってる!!」

 何故かひどくご立腹な乱花ちゃんにちらりと視線を向けたカウスちゃんは、

「んむっ!!」

 カウスちゃんの舌がボクの口内に侵入してきた。

「はわわっ!!」

 耳まで真っ赤になったマナちゃんが両手で目を隠す。だけど、指の隙間が大きくて見ているのもろばれなんだけど?

「離れろ!!」

 青筋を浮かべた乱花ちゃんが強引にボクを引き剥がした。そして、カウスちゃんをガルルと威嚇しながらボク右腕にしがみついていた。その際、肘が柔らかで大きなお山に埋もれていた。その横で何故か膨れっ面になった倫花ちゃんがボクの左腕に抱きついていた。

「久しぶりね? 神楽坂乱花? 元気みたいね?」
「あんたこそね?」
「あの、お知り合いでしょうか?」

 乱花ちゃんとカウスちゃんのやり取りを聞いていたマナちゃんは首を傾げて問いかけた。

「ボク達の幼なじみだよ。」

 まさか、こちらに来て再会できるとは思わなかったよ。

「それで、私と闘うのか?」
「やるわ。乱花。私のパートナーになってちょうだい。」
「まあ、別にいいけど。」

 カウスちゃんの言葉に乱花ちゃんが横に並ぶ。

「来い!! 猪名川!!」
「や、止めましょう。相手は私達より格上みたいで………。」
「黙れ!!」

 苦言しようとするマナちゃんの言葉を遮り桃ちゃんは怒声を荒げる。

「お前の意見など求めていない!! お前は私にふるわれていればいいんだ!!」

 マナちゃんと桃ちゃんのやり取りにカウスちゃんは眼を細める。

「そんなんで私に勝つつもりかしら?」
「うるさい!! 私は誰にも負けない!!」

 互いに相手を見てパートナーがその言葉を口にした。

「「ドライブ!!」」

 その言葉と共に乱花ちゃんは弓に、マナちゃんは槍へと変化した。

「くらえ!!」

 桃ちゃんの刺突。しかし、カウスちゃんはその穂先を避け槍を掴むと、

「甘いわね!!」

 桃ちゃんを槍ごと投げ飛ばした。そして、闘気の矢で桃ちゃんめがけて射る。桃ちゃんは矢に気づいて身を捻ってかわすが、

パァン

 と破裂音をだして矢が弾ける。その爆発で桃ちゃんの衣服が少し破れておへそが見えていた。

「グゥッ!!」

 地面に叩きつけられそうな勢いを受け身をとって殺す。その桃ちゃんに向かって矢を射るけど、転がりながら矢を避けていた。これ以上はムダと判断したのか射るのを止め構える。接近戦に対しての備えだと思う。
その事に桃ちゃんも槍を手に深く構える。
どうやらボクの縮地を見て、自分なりににたようなことが出来ないかと研究していたらしい。闘気の放出で加速して、初速から高速で肉薄して槍を力任せに凪ぎ払う。見事な一撃だ。一撃に加速が加わるため重い一撃になる。だけど、その一撃をカウスちゃんは弓でそらし受け流すことで防いだ。そして、桃ちゃんのがら空きになった体めがけて弓を引いた。

「終りよ!」

 その宣言と共に放たれた矢が闘気の本流となり桃ちゃんを襲い掛かる。その一撃で桃ちゃんの服が吹き飛ばされ一糸纏わぬ姿になる。その姿に鼻から赤い液体を発射する。

「勝負あったわね?」

 地面に倒れ伏す桃ちゃんを見てカウスちゃんが問いかける。

「ま………まだだ。まだ私は負けたわけじゃない。」

 桃ちゃんは必死に立ち上がろうとするけど、膝がガクガクで思うように動けないらしい。

「諦めなさい。もう戦えるとは思えないわよ?」
「うるさい。黙れ。私は負けてない。」
「いえ。あなたは負けてます。」

 ダメージを受けすぎてドライブを維持できなくなったらしい。
裸のマナちゃんがそこにいて桃ちゃんにそう告げていた。

「黙れ。貴様の意見など求めていない。」
「今のあなたに誰もついていきません。
さようなら。九頭竜さん。」

 マナちゃんは三行半を己のパートナーに突きつけ、地面に落ちている服を拾いながらカウスちゃんに問いかける。

「カウスさん。私にパートナーがいなくなりましたので私のパートナーになっていただけませんでしょうか?」
「まあ、私はまだ誰とも組んでないから、構わないけど、」

 カウスちゃんはそう言ってドライブを解除してボクに近づく。

「私としてはモミジと組みたいわね。小春とパートナーを組んでいるみたいだけど、どうかしら? パートナーを解消して私と組み直さない? 私のおっぱい触り放題よ? なんならその先だって………。」
「大・却・下!!」

 裸の乱花ちゃんがボクに抱きついてガルルとカウスちゃんに威嚇していた。興奮のためか見事なお山に挟んでいることにも気づいていないらしい。

ぶしゃぁぁっ

 生のお山に挟まれたボクは盛大に鼻血を発射して意識が遠くなっていた。



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今まで書き忘れていましたが、キャラクターの投稿は受け付けます。うまくかけるかわかりませんし出せるかも保証は出来ませんが。
条件としては女性限定+受け付けた場合、ヴァルキリーになります。それと、敗者にドレスブレイクシステムが発動します。

それを踏まえた上で投稿していただきますようお願いいたします。

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あきゅろす。
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