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ボクと皆のバカテス日常
Trick or Treat
骸骨執事「(皆様初めまして。私はワイトメアと申します。このお話を読んでくださる皆様ありがとうございます。)」

骸骨夫人「(今日がハロウィンということで童達が出ることになったのじゃ。童は、ワイト夫人というのじゃ。よろしく頼むのじゃ。)」


SIDE 翔子

「…雄二?」

 雄二と一緒に帰りたくて、Fクラスに来た時、雄二は机に突っ伏して寝ていた。揺さぶってみたけど、起きる様子もない。そばに座って起きるのを待っていたけど、悪戯したくなり唇にある事をしてから雄二の耳元に囁く。

「雄二。Trick or Treat?」

「ん…。」

「…残念。Trickで。」

 そう言って雄二の頬に唇を近づけて、

「ん…。」

 寝ている筈の雄二が私の肩を掴み、私を押し倒した。そして、次に起きた出来事に私は意識を手放した。



SIDE 雄二

「ふぁ…。」

 欠伸しながら目を覚ました。…あれ?何で俺は床で寝てんだ?しかも、温かい布団をしいて。って、翔子じゃないか?まてまて!俺に何が起きた?状況がわからず、困惑しているところに、

パシャパシャ。

そんな音が響いた。いつからそこにいたのか不明だが、風宮がそこにいて、携帯で撮影していた。

「いや〜♪いい絵が撮れた♪」

「…記念に欲しい。」
「いいよ♪はい♪後で返してね♪」

 俺が唖然としている間に、風宮はメモリーカードを携帯から抜き取り翔子に渡した。

「それはそうと雄二君?口紅つけて熱いね♪ヒュ♪ヒュー♪」

 ゲッ!!マジか!!新田に見られたらヤバいぞ!

「あ。まだいたんですね?」

 噂をすればなんとやらと言わんばかりに絶妙なタイミングで新田が戻ってきた。その新田は風宮と翔子、そして俺を見て、廊下に向かって叫んだ。

『総員集結!!』

 その言葉に集まる黒頭巾の集団。それをみながら逃げ出した。

「異端者だ追いかけろ!!」

 畜生!捕まってたまるか!!

「不幸っだぁぁぁっ!!!!」

誰もいない廊下にその叫びが木霊した。

ワイト「(ハロウィンは日本でいうところのお盆のようなものです。

ケルト人の1年の終りは10月31日で、この夜は死者の霊が家族を訪ねてくると信じられていましたが、時期を同じくして出てくる有害な精霊や魔女から身を守るために仮面を被り、魔除けの焚き火を焚いていた。これに因み、31日の夜、カボチャをくりぬいた中に蝋燭を立てて「ジャックランタン」を作り、魔女やお化けに仮装した子供達が近くの家を1軒ずつ訪ねては「トリック・オア・トリート(Trick or treat. ご馳走をくれないと悪戯するよ)」と唱える。家庭では、カボチャの菓子を作り、子供たちは貰ったお菓子を持ち寄り、ハロウィン・パーティーを開いたりする。お菓子がもらえなかった場合は報復の悪戯をしてもよいのです。

「ハロウィン」の語源は、カトリック教会で11月1日に祝われる「諸聖人の日」(古くは「万聖節」とも)の前晩にあたることから、諸聖人の日の英語での旧称"All Hallows"のeve(前夜)、"Hallows eve"が訛って、"Halloween"と呼ばれるようになったとされています)。」

ワイトキング「(では、皆の者、
Trick or treat!!(お菓子頂戴!!じゃないとイタズラしちゃうよ!!))」



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