小説
矛盾(10年後ツナ、未来編)
時々思うんだ。炎を灯した時、覚悟として心に抱いている『死ぬ気』というものを
生きるために死ぬ気になる。
なんて変な話だろ?
しかも、命を投げうとうとすればするほどより大きな覚悟となって炎は力を増す
生きるためにより死を覚悟するなんて、そんなの悲しすぎるよ
だからオレは死ぬ気の覚悟じゃなくって生きる気の覚悟なんじゃないかなーって
死んでもやってやる じゃなくて
何があっても生きる って覚悟の方がオレは良いと思う
なんかよく分からなくなってきたかも……
まあ、その、だからさ…えーっと、オレが言いたいのは
みんな、ちゃんと生きてよ。
お迎えが来るまで死んじゃダメだよ
オレは 一時的に死んだことになるけど、
きっとまたみんなで笑えるって 思ってるから
過去のみんなが変えてくれるって信じてるから
それまで…
ふらりと傾く身体
自らを撃ち抜いた銃声を遠くに聞きながら
ボンゴレ10代目の希望は始まった
……Ci vediamo(チヴェディアーモ)
”またね”
End.
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補足
このお話は、10年後ののツナが銃弾で撃ち抜かれた瞬間のものです。その後のツナは仮死状態
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