うたプリ夢・短編集
☆08☆
☆ ☆ ☆
速効で着替えた私は一十木くんをリビングへ案内しました。ちなみに私の服装はジーンズにTシャツです。オシャレとかそこまで興味ありませんが、ある程度は整えないとなー、と思った結果がこれです。まぁ、実際深く考えてる時間なんてなかったですから。考える前に一十木くん来ちゃいましたから。
それは置いといて。
その辺の座布団に一十木くんを座らせ、お茶を出します。そして自分の分のお茶を入れ、向かい側に座ります。湯呑みを持ち、お茶を飲みます。ズズズズッ……。ふぅ、落ち着くって大事。
「…………」
「…………」
落ち着くって……大事。
「…………」
「…………」
……会話がありません!これは予想外です!
いや原因はどう考えても私ですね。私がちゃんと上を着て寝ていれば……!なんだか最近こんな感じばっかりな気がしてなりません。
だからと言って黙ったままではいけませんね。話を進めないと!
「……さっきの事は忘れて、曲作りましょうか!」
私の馬鹿野郎!何故一言多いんですか!一十木くんお茶吹いちゃったじゃないですか!そして思いっ切り私にかかりました。お茶で濡れてしまいました。どうしてくれる。自業自得とも言えませんが。
「あぁ!?ご、ごめん!!だだ大丈夫!!?」
「大丈夫です!大丈夫ですから!!」
大慌てする一十木くんをなだめ、私は再び着替えに寝室へ戻ります。濡れたのはTシャツだけだったのでパッパと替えちゃいました。あまり待たせるのもいかがなものかと思ったので。
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