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うたプリ夢・短編集
☆02☆
 
 完というのは嘘です。まだ私の物語は始まったばかりだ!
 なんとも打ち切りされそうな事を思っていたら、


「あっ……」


 と隣のベランダから聞こえてきました。私は声のした方に顔を向けました。そこには最近よくテレビで見かけるようになって駆け出しアイドルがいました。お隣りさんはアイドルでした。シャイニング事務所の寮に住んでいるのでそんなことは普通だったりするんですけど。
 つまり私はアイドルのぱんつを拾ったんですね。ヤッタネ!嬉しくない。ぱんつで喜ぶような人間じゃありませんから。

 それはさておき。お隣りのアイドルさんは呆然としていました。そりゃ当然ですね。隣人にぱんつ拾われてますから。どんな心境でしょうか。恥ずかしさでいっぱいなのでしょうか?


「あの……」


 お隣りさんはようやく声を搾りだしました。いや私も実はなんて声をかけるべきか悩んでいたんですよ。こう見えて。


「それ、俺の……なんだけど」

「……あ、やっぱり?」




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あきゅろす。
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