復活夢[スク] 04 「え゛ー、なんでですかー!?」 「それはそれで納得できねーけど……ま、いっか♪がんばれよ、カエル♪」 「カエルじゃないですー、フランですー」 金髪ティアラもとい、ベルは去った。 「なんでミーだけ残されるんですかー」 「変に嘘をついたからだぁ」 「素直に言ってればよかったのにね、カエルん♪」 「ミーはカエルじゃないですー。……あ」 私とスクアーロはニヤリと笑った。ついに化けの皮をはがしたな、カエル。 「ちぇー、幻だと思ったのによー」 「どう!?これで納得できた?」 「フランとは初めて会っただろぉ」 「う゛っ……。だって他に同級生いたー?」 「……跳ね馬がいるぞぉ」 「跳ね馬……あぁ!へなちょこディーノか!ああ、いたねぇ!これから行くの?」 「今日は疲れたから明日だぁ。じゃあな」 スタスタと歩いていくスクアーロ。 「ミーってここに居る必要、あるんですかー?」 「ちょっと!何よ『じゃあな』って」 カエルスルー。 「あ゛ぁ?だってお前、帰るんじゃねぇのかぁ?」 「他に見える人いないんでしょ?だったらいいじゃない、幽霊の1人や2人」 「……はぁ!!?」 「いいんじゃないですかー?どーせ隊長の背後霊なんでしょー」 「違う!守護霊だっ!!」 「否定する所違ぇだろぉ!!」 「根本的には一緒じゃないですかー。憑いてるってところで」 「憑いてねぇだろぉ!!?」 「え、わかんない」 「んだとぉ!!?」 こうして鮫剣士は幽霊少女の居候を許してしまうのだったぁ。 [*前へ] [戻る] |