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DRRR!!夢[臨也]
池袋某所・雪華視点


「ねぇ」

「何?」

「どこ行くの?」

「うーん……これと言って決まってないんだよねぇ……。どこか行きたい所ある?」

 行く場所決まってないのか。なら……

「……お腹すいた」

「一応、昼食べたばっかだよね?」

「……いいじゃない。特に行きたい所ないし。それともナンジャタウンに連れてってくれるの?」

「いやー、ごめんね。建物の中はあまり入りたくないんだよね……。外の方が、色々と相手しやすい」

「そ。……」

 制約が多過ぎてつまらないな……。

「何か言いたそうな顔だね?」

「……別に。ただ貴方の手は意外と暖かいな、って思っただけ」

「ありがとう」

「…………」

 なんか、ものすごっく違和感があるんだけど……!何か裏がありそうで安心していられない。すごく嫌な予感がする……。
 っていうか、平和島静雄に見つかんないのかな?

「まぁとりあえず、シズちゃんに見つからないように池袋を歩き回ろうか」

「……好きにすればいい」

 私と折原臨也はしばらく池袋の街を行くあてもなく歩いた。すると……

「あれっ…?臨也さん?」

 見知らぬ童顔少年に出会った。どうやら折原臨也の知り合いらしい。

「やぁ、偶然だね。元気かい?」

「えぇ、まぁそれなりに……」

「そうかい。元気なのはいい事だ」

「あ、ありがとうございます……。ところで……隣の方は……誰ですか?」

 童顔少年は私の方を見ていた。つまり……

「……私?」

「はい、そうです」

「…………」

 さて、どうしたものか。自分から名乗るのは嫌いなんだよな……。というか、最近の子は相手から名乗らせるのか?礼儀がなってないな。
 そんなことを考えていると、折原臨也が中間に入って紹介をした。

「俺と手を繋いでいるこの子は雪華。彼女みたいな感じだ」

「違うし」

「え……」

 童顔少年が反応に困っている。困っているのは私の方なんだけどなぁ。適当な紹介をしやがって、折原臨也……。

「怖いから睨まないでよ……。雪華は眼光鋭いんだから。で、制服着た彼は竜ヶ峰帝人君」

「竜ヶ峰帝人です」

 竜ヶ峰帝人、か……。

「……一つ言ってもいいですか?」

「あ、はい……どうぞ」

「面白い名前だね」

「は、はぁ」

 竜ヶ峰帝人は苦笑いを浮かべた。ので付け加えた。

「……良い意味でだよ?」

「ありがとうございます……」

「それにしても帝人君はどうしてここにいるんだい?彼女とはぐれちゃったの?」




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あきゅろす。
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