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DRRR!!夢[臨也]
「仕方ないな……。友達のいない貴方の為に、仕方なく、行ってあげる」
「一言余計だよ。あと、今は二人きりなんだからさ、」
「あーはいはい、名前で呼べ、でしょ?めんどくさいな……」
「わかってるならよし。それじゃ、少し待っててね。コート取ってくる」
「3秒で取ってきてね」
「え……さすがに3秒は無理」
「さーん……にー……」
「ちょっ、わかったから。さっさと取るって」
そう言って折原臨也はコートを取る為にどこかの部屋へ行った。
それにしても、また二人で出かけるのか……。粟楠会、って言ってたから、池袋に行くんだろうな。……なんか嫌な予感がするな。池袋だし。
また脱走するチャンスでも伺おうか……?でもなぁ……寒い季節になってきたし、何だかんだで住み心地良いんだよな……このマンション。うーん……悩み所だ。
「お待たせ。さぁ、行こうか」
「へ?……あぁ、うん」
いつの間にか戻ってきた折原臨也に連れられて、私はマンションを出た。
……そういえば、今日の天気は曇りだっけ?
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