DRRR!!夢[臨也] 「何処行ってたんだろうね?」 「急にいなくなるからビックリしたじゃない」 「あはは、ごめんね。ちょっとした野暮用でね。でも俺はちゃんと言ったはずなんだけどなぁ」 「何を?」 「『ちょっと用事があるからここで待ってて』って。もしかして聞こえなかった?」 「……」 聞こえてた。嫌でもあれは聞こえるだろう。だって耳元で囁きやがったし。はっきり言って、悪寒が走った。 聞こえたからこそ、ちょっとその辺をフラフラしようかなーって思った。その結果がこれである。非常に残念だ。 「今残念そうな顔しなかった?」 「気のせいじゃない?」 「んー……、ま、いっか。それじゃあ、買い物行こうか」 「貴方の用事は済んだんでしょ?平和島静雄に会いたくないんだから、先に帰れば?」 「心配してくれるの?」 「んなことあるわけないでしょ。ただ貴方が鬱陶しいだけ」 「つれないなぁ……。俺と買い物しよ♪」 |