DRRR!!夢[臨也] 臨也のマンション 「いやぁー、本当、危なかったー。雪華のおかげで助かったよ」 部屋に戻ると折原臨也はデスク前にある椅子に座った。 私はソファに座り、何か重大な勘違いをしている情報屋に言ってやった。 「べつに貴方の為じゃないし。セルティさんが手を下す必要はないと思っただけ。勘違いしないで」 「はぁ……それを照れながら言えば、所謂ツンデレなんだろうなぁ……」 「何か言った?」 「いや。なんでもないよ。君の無表情っぷりを見て可愛いげがないなぁ、って思っただけ」 「しねばいいのに」 「真顔で言わないでよ……」 「しねばいいのに」 「二回言った!?」 「大切なことなので二回言いました」 「それ、全然大切じゃないよね?」 「うん、割とどうでもいい」 「なんか、それはそれで酷いような……」 「うるさい」 「……」 あ、折原臨也が拗ねた。パソコンの前の椅子に体育座りしてる。何かとめんどくさい情報屋だなぁ……。 それにしても、まさかセルティさんがにんげんじゃなかったなんて……。 たしかに、体から『影』を出している時点でにんげん離れしていたけど。ちょっと楽しくなってきたかも……♪ |