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DRRR!!夢[臨也]
 


 忘れてた。すっかり忘れてた。よく考えたら、黒バイクの主は平和島静雄の知り合いじゃん……。もしここで折原臨也と一緒に住んでるって言ったら、黒バイクの主を通じて平和島静雄に伝わっちゃうんじゃないかな……?
 でもバイクに乗せてもらってる時点で帰り道がわからない……!!ヤバい、私ピンチ!?

 どうしようかと悩んでモジモジしてると、黒バイクの主は何かをPDAに打ち込み、私に見せた。

『もしかして、静雄に知られたくないような所に住んでいるのか?』

「えと……まぁ……そんな……感じ…………で、す」

 黒バイクの主は頭を掻きながらPDAを私の前に差し出した。

『そう。静雄には言わないでおく。だから、何処に住んでるか言って』

「……本当……ですか?」

『あぁ。本当だ』

「言っても驚かないですか?」

『絶対驚かない。だから教えて』

 私は意を決して言った。

「私、折原臨也と一緒に暮らしてるんです」


 黒バイクはスリップしそうになった。




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あきゅろす。
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