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DRRR!!夢[臨也]
池袋のマック・雪華視点


「ほんとにシェイクだけでいいのか?」

 私は首を縦に振った。

「ならいいけどよ……別に遠慮しなくていいんだぜ?」

「お腹、すいてませんから」

「そうか……ならいいけどよ」

 私と平和島静雄は窓際のカウンター席に座った。トレイの上には、シェイクがふたつとLサイズのポテトが鎮座している。
 私はバニラ味のシェイクをとり、飲み始めた。平和島静雄はポテトをつまんでいる。

「雪華は何処に住んでんだ?」

「いきなり呼び捨てですか?」

「あ、悪ィ。なんて呼べばいい?」

「ご自由にどうぞ」

「……じゃあ言うなよ」

「前までは池袋に住んでいました」

「……急に話を戻すなよ」

「今は新宿に」

「マイペースだな……」

 ちらっと見ると、平和島静雄の顔には血管が浮きあがってる。……にんげんって本当に血管が顔に浮きあがるんだぁ。
 じーっと見ていると、こちらの視線に気付いたようで、

「ん……?なんだ?」

 と聞かれた。

「なんでもない」

 とだけ返して、再びシェイクを吸い始めた。

「それにしても、本当によかったのか?」

「なにが?」

「頼まれごとがあったんだろ?それほっぽいていいのか?」

「あぁ、それですか。全然平気ですよ。むしろドタキャンされたって感じですから」

「ふーん。仕事は何してんだ?」

 折原臨也の所で働いてます、と言ったらただの地雷なので、

「……秘密です」

 と答えておいた。

「そういう貴方は何してんですか?」

「何してると思う?」

 ……服装から判断してよいのだろうか?

「バーテン?」

 そう答えると、平和島静雄は自嘲ぎみた顔をした。

「そうだよなぁ……。俺の格好を見りゃ、普通そう思うよな」

「? 違うんですか?」

「あぁ。前はそうだったんだけどな。ちょっと店長と揉めちまってさ、クビになったんだ」

「ふぅん。それで今は取り立て屋?をやってるんだ」

「!!?手前、知ってたのか……!?」

「んー……最近」

「誰から聞いた?」

「秘密」




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あきゅろす。
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