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DRRR!!夢[臨也]
 


「立ち話もなんだから、マックでも行くか?」

「私、今日お金持ってきてない……」

「別にいいよ。この前の詫びもしてぇしさ」

「別にこの前のことは気にしてませんから」

「……まぁ、いいじゃねぇか」

「頼まれごとの内容が分からないから、ここから離れるわけにはいかないんだけど……」

「……そっか、頼まれごとしてたんだっけか。悪ィな」

「ハァ……別に平気ですよ」


 〜♪〜♪♪


 携帯の着信音が鳴る。私はポケットから携帯を取り出すと、通話ボタンを押して耳にあてた。携帯越しに聞き慣れてきてしまった男の声が聞こえる。

『もしもし雪華ちゃん?俺だよー』

「……オレオレ詐欺ですか?」

『ヒドイなぁww臨也だよ』

「貴方じゃなければよかった」

『今本気で言ったよね?悪意がこもっていたように聞こえたんだけど』

「悪意を込めて言った」

『もう……ホント、可愛げがないよねぇ』

 ああウザい。手短に終わらせたいところだな。

「用件は?」

『あぁそう、用件用件。今目の前にさぁ、シズちゃんいるでしょ?』

 何故わかった。
 驚きを悟られないよう、冷静に聞いた。

「……結局来たの?」




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