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DRRR!!夢[臨也]
 


「作るのめんどくさそうに言ってたけど、中々美味しそうにできてるじゃん」

「褒めても何もでないよ」

 折原臨也の前に朝食を並べる。彼はその様子をまじまじ見ていた。

「……何じろじろ見てるの?気持ち悪い」

「朝だけで何回言った?それw」

「さぁ?はい、食べれば?」

 朝食を並べ終わり、食べようとした。因みに朝食のメニューは目玉焼きとご飯、麦茶、ヨーグルト。

「うん……中々美味しそうだ」

「それ、さっきも言わなかった?」

「それほど美味しそうだってことだよ」

「ふぅん……。さっさと食べれば?冷めるよ?」

 そう言うと折原臨也は少しの間だけ静かになった。少しだけ。
 そして何を思ったのか、意味のわからないことを言い出した。

「君ってさ、人間が嫌いだって言ってる割には人間を想ってない?」

「そう?私は相変わらずにんげんが嫌いだよ。感情とか。この嫌いって感情さえ嫌い」

「それ、かなり矛盾してるね」

「分かってる。だって私は大嫌いなモノで成り立っているんだもの」

「理解できないなぁ。そんなに人間が嫌いなら、自分が死ねばいいじゃないか」

「それだけは絶対に嫌」

「? どうして?」

「だって考えてみてよ。私が死んだって、世の中は何ひとつ変わらないじゃない。だから自分から死ぬのは、ありえないね。
 私は、私が生きているうちににんげんが滅ぶのを見届けたい。できれば、私の手によって滅ぶ姿が見たいね……」

 きっとこの時の私は、かなりの悪人面で笑っていただろう。
 それでも語らずにはいられなかった。

「だから、私は大嫌いなモノに頼りながら生きているんだよ」

 折原臨也は呆気にとられた顔をしている。別にどう反応されようと、私は気にしないが。

 そんなことを思っていたら突然、折原臨也は大声をあげて笑いだした。

「アッハッハッハッハ!!!いやぁ、面白いねぇ!!最高だよ!!」




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あきゅろす。
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