憎しみも、怒りも、偽りも、嘘も、優しさも、親しさも、嬉しさも、楽しさも、悲しみも、痛みも、喜びも、哀れさも、恐さも苦しさも労りも友情も努力も勝利も何もかもにんげんとしての全てが、嫌いで嫌いでしょうがない。
親も、兄も、友達も、知り合いもご近所さんもコンビニの店員さんも弁護士も政治家も赤の他人でさえも。
もちろん、私自身も。
そんな私は大嫌いなにんげんに依存して生きている。
大嫌いなずる賢さと共に。
いつか、にんげんが滅んでしまえばいいと思う。
私自身も含めて。
世界が同時に、一瞬にして、滅べば私はきっと大嫌いな喜びに浸るだろう。
にんげんの全てを否定しながら、にんげんの全てを使って生きている。