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Lapis lazuward
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もう、諦めようと思った。





答えを知るのは、いつでも簡単じゃないからだ。

そこに至るまでに多大な努力、時間、人が必要だ。それになにより度胸も大事だ。



知ることにより変わってしまうもの

失うこともあるのかもしれない。



会長はよく俺に「教えてやろうか」なんて、口説き落とす時につかうような
甘ったるい笑みで冗談交じりに言うけれど

それだとズルをしたみたいでいつも俺は「いりません」と言ってしまう。



「ときには他人(ひと)の手を借りることを覚えろ」なんて返されるけれど、






ああ、今、必要なのかなと漠然と思う。







「世界で一番、なによりも、欲しいものがあるんです」


それを手にするまでは、やっぱりまだ諦めることはできないんだ。



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あきゅろす。
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