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短編小説
着々と
昨晩、高野さんに散々弄られた。

帰ってきてすぐに1回、お風呂で1回、寝るときに・・・2回も。

腰がだるいのは覚悟していたけれど、もう一つ、思いもかけない症状が出てきて今は、丸川書店のトイレの中に籠っている。




何故かというと・・・・


コンコン


「小野寺。小野寺、そこにいんのか?大丈夫か」

扉ごしに高野さんの声。

「・・・大丈夫です・・・・・・」

「どうしたんだよ。昨日あんなにガンガン腰振ってヨガってたクセに。回数少なくて拗ねてんのか?」


コイツは、なんだってこういうことをしゃあしゃあと・・・!誰か入ってきたらどーすんだ!!!


「大丈夫ですから、早く出て行ってください」

「あれか、昨日の思い出して身体が疼くんだろ?仕方ねえなぁ。ここ開けたら5分で出してやるぜ?職場ですんのって、興奮すんだろ」


「馬鹿じゃないですか!!!たかのさん!!アンタまた中で、だ、出したでしょ!!?」

「は?え?てか、そんな下らねえことで怒ってんの?」

「ふざけないでくださいよ!さっきから・・・さっきから・・・!」

「?」



「アンタが中で出したのが・・・な、流れてくんですよっっ」

「・・・・・・」

「脚は濡れるし、高野さんのにおいもするし、それにっ・・・」


そうなんです。仕事中だっていうのに、俺は昨晩が忘れられなくて、高野さんを受け入れていた所がひくひくと同じものを欲しがっているんです。

今だって、とろとろ流れてくる精液の感覚に、乳首も、下も、恥ずかしいくらいに勃起しているんです。

すぐ、またあの俺の中をいっぱいに押し拡げる高野さんで満たされたいんです。



律、って、優しく名前を呼ばれながらイキたいんです。



「高野さん・・・」

「・・・・・・小野寺」

「5分で、いいんですか?」

「!」



「・・・小野寺」



カチリ



頬が熱くて息まで上がる。

朝から、欲しくて。欲しくてたまらなかった。

目の前で、自分と同じくらい熱い目で俺を見つめている高野さんの手を、そっと扉の中に引き入れた。








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・・・続きがあるようなないような\(^O^)/

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あきゅろす。
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