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短編小説
小野寺危機一髪 → 続き
※R-18です。
※リンク先《解、散》シロハタ様の御厚意により、《解、散》サイト内の高律短編小説「小野寺危機一髪」の続きを書いてもよいよー!と許可をいただきました。先にそちらをお読みになることをお薦め致します。

この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございます。
『使ったばっかりで冷蔵庫に入れると湯気とか出ないのかなw』というしょうもない妄想から始まりました。すみません。







冷蔵庫に隠した、さっきまで俺の中にずっぷりと挿入されていた愛玩具。

止める間もなくバカっと扉を開けた高野さんが


「・・・・・・・・・・・・・・・・・何コレ」

「うわわわわ何を見てるんですか高野さんていいうか何でこんなところにこんなものが!???あははははははは!」

「・・・・・・湯気立ってるんだけど」

「っあ!って取り出すなっ!!」

慌てて高野さんと冷蔵庫の間に割り込んでバイブを奪おうとしたのに、既にそれは高野さんの右手に。

そして左手で俺の両手首を掴むと、ぐりんと後ろ向きに変えられた。

「わわっ!!ちょ、ちょっとっ!!」

「小野寺、尻出せ」

「へ?」

「俺両手ふさがってるから、尻、出せって言ってんの」

「・・・い、いやです・・・ていうか両手掴んでるの高野さんじゃないですか!なんで俺がそんなこと」

スルリ、と片足膝で腿をなぞられ、タオルの上から俺の後ろの穴を刺激される。

「んぁっ」

思わず声を出して身体が反応した隙に、スパンと両足の間に膝を挟み込んで、冷蔵庫と向い合せている俺と、その後ろに高野さん。

拘束された手首は頭上の扉にはりつけられた上に、下半身はお互い密着している恰好。

「律、ここもっとよく見せて」

くちゃり、と耳殻に舌をさしこまれ低い声で囁かれる。律、って・・・。

タオル生地の中では、また勃ちあがってきている俺自身と、疼く後ろの穴に我慢の限界が来ていた。

気が付くと両手の拘束はなくなっていたけれど、その代わりに高野さんの手は俺の服の中に入り込んでいた。

「・・・あ!」

胸の突起を見つけ、指先で軽くつつかれるとそこからじわっと快感が伝染する。

俺の下半身がどうなっているかなんて絶対気が付いているくせに、そっちには触りもしないで。







もっともっと、気持ちよくなりたい。

「高野さん・・・・・・」

「ん・・・?」

体重を支えていた腕をおろし、振り返りながら後ろのタオルを捲り上げる。


「高野さん、これで、いいですか・・・?」

「もっと、奥まで見せて」

「!・・・こ、こうですか・・・?」

羞恥心に耐えながら、双丘にあてがった指でソコを拡げる。腿まで伝っている先刻までの生々しい痕跡が、高野さんに見られてる。

「ここに、これ入れてたんだ?」

目の前に出されたバイブを確認されて、更に頬がカァッと赤くなっていく。

「どうだった?気持ちよかった?」

返事を待たずに、するりと下ろされたバイブが脚の親指と親指の間に。

しかもバイブの先端を晒されている入り口にあてがわれ、くるくるとなぞられ息が上がってしまう。

「あっ、そ、・・・れ!んああっ」

「ここ、ぐちゃぐちゃだからすぐに飲み込みそう・・・そのまま、指で拡げてろよ」

耳元で、吐息と共に囁かれて。


つぷり、と粘液が音をたて、そのまま一気にぶち込まれた。

「ヒッ・・・ああああああっ!!!ああん!!」

ガクガクと腰が揺れ、一瞬目の前が真っ白になる。先走りの液が、ピュッと、冷蔵庫にかかった。

「あっ!あっ!そん、な、いきなりっ・・・!!」

「すげ・・・。本当に全部入った・・・尻尾みてぇ」

「はぁっ、た、たかのさっ・・・」

「自分のじゃねーから、冷静に見れんのかな」

高野さんがくちゅっ・・・くちゅっ・・・とじらすようにバイブをゆっくりと出し入れしながら、熱に浮かされたような目でうっとりとその様を見ている。

待ち構えていた快感に、俺の身体はこの太い愛玩具を離すまいと中で締め付けている。

じらされるように時々擦れる前立腺が、たまらなく気持ちいい。

「はっ、あっあっ・・・も・・・」

『もうやめて下さい』と頭の中で叫ぶ俺と『もっと下さい』と哀願する俺。





と、

「これどんななのか教えて」

「・・ぇ・・・?」

カチッ

スイッチが入った。




「あああああっ!高野さぁぁんっっ!!ひぁっあああっ、そ、れ好きっ・・・!」


高野さんは一向に抽挿をやめないまま、バイブは俺の中をかき混ぜるように暴れ始める。

こんな場所を自分の指で拡げながら、犯されて感じてしまうなんて。

「あんっ、たかのさぁ・・・っもうっ・・・あっ、あっ、あっ・・・」

水音も、ぐちゅぐちゅっと滴り落ちるくらいに感じすぎてしまい、身体が無意識のうちに悦楽を求めているのか、腰がバイブの動きにあわせてくねくねと動く。

「ヤベ、俺も限界」

「あっ・・・あぁっ・・・」

「律」

ずるんっ、と、今まで俺の中で暴れていたものが出ていき、替わりにもっと熱くて、太くて、堅い高野さんの肉棒が入り口を擦って待ち構える。

ぽっかりと穴があいたそこが物足りなくて、ヒクリと震える。思わず、懇願した。

「高野さっ、も、もっとっ・・・くださいっ!!」

「律っ・・・」

「あ!高野さんっ・・・・!!!」

高野さんも俺と、したいって思ってくれていたのかな・・・。肩口を押さえられながら、ズブリと奥まで刺し込まれる。


とろとろに蕩けきったそこを、待ち焦がれていたモノで擦られ快感を得る幸せ。どんなに酷いことをされても、この身体が悦んでしまう。

最初から手加減せずに腰を打ちつけられて、すぐにイッてしまいそうだった。

「ああぁっ!だ、駄目っ・・・も、俺っ・・・」

「律っ、好きだっ・・・」

「ぉ・・・れもっ・・・・・・す、好きですっ・・・高野さんっ・・・!」

「っあああっ出るっ・・・・!高野さんっ・・・高野さんっ!!」

「・・・っうぁ・・・・・・」

「ヒッ・・・・ああああぁぁぁあっっ!!!」

ビクッと、触れてもいない自身がはね上がり白い液をとばす。

「り、つっ・・・」

後ろからぎゅっと抱きしめられて、一瞬後に高野さんも俺の中でビクリと震えた。

「あっ・・・またっ・・・」

中で彼の精液を受け止めている感覚に、俺のものだと印をつけられているようで無意識に締め付けてしまう。

「ハッ・・・」

落ち着いて高野さんが身体の中から抜かれると、しばらく置いてとろりと内股を伝う。




心も、身体も、ずっとこの人のもの。そのあかし。

荒い呼吸を整える間も惜しいとばかりに、愛しい恋人の唇を塞いだ。











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しまった・・・!両想い設定で書いちゃったけどこれでよかったのかな・・・!!!





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