[通常モード] [URL送信]

魔法少女リリカルなのは 焔の歩む道
reverse-reverse
虎:更新っ


クレス:おお、ちゃんと更新できてるじゃあないか


はやて:でも、最初は毎日更新してたやないか


虎:うっ…


クレス:そういえばそうだったな


虎:はい…そうです。


はやて:まあほおっておこうや


クレス:そうか…まあ本編といこう


はやて:そうやな…。崩壊していく物語、その中で桃色は翡翠と再びであう。聖女、黒幕、暗躍者。各々の視点から織成す物語…


クレス:その果てになにがあるのだろうか?


はやて:焔の歩む道『Reverse-Reverse』


クレス:始まる
はやれ:始まるで


OP『さよなら世界』BY 六弦アリス




the time to regret finishes
it is the time to move now
to do anything you wish
white girl wishes the memory with someone
she does not regret using power doing








それは戦闘から次の日






プレシアside


時の庭園にて


あの人形から暫く報告が無い。


どうしたものだろうか、ついこの間まで私の言うことに全て従っていたのに。


この間の攻撃で見限られたとでも判断したのだろうか


盲目的に私に従い、たとえ鞭に打たれても従ったフェイトの性格から顧みれば、意外なことだ


「まあいいわ、殺す手間が省けたのだし」


「命拾いしたわね…フェイト」


そう、アリシアを蘇生するのに、あんな紛い物など必要無い。いずれ処分する必要が無くなっただけの話。


「でも…問題はクラウン…でしたっけ。一体何者なの」


使い捨てとはいえ、フェイト自身の素質と実力は作り出した自分自身が良く分かっている。たとえ疲労していたとはいえ、AAAクラスのフェイトをいとも簡単に退け、管理局の執務官すら退けて見せた。


その介入によって、次元跳躍魔法でジュエルシードを強奪する機会も失われた。


排除する必要がある。…だがどうやって


手駒は失った。


この身も最盛期ほどの魔力行使は出来ない…。そのため次元魔法をおいおい使用出来ない。


ならどうしようか





「…仕方ないわねえ…あれを目覚めさせるかしらね…」





そう…嘗てのフェイトの教育係にして私の使い魔


「あの子とっても燃費が宜しくないから起こしたく無かったんだけど…」


駒である人形を失った今、老骨に鞭を打つようだが仕方あるまい。



「リニスを再び目覚めさせる必要があるのね…」



アリシアを蘇生させるためにはどんなことだってやってみせよう…


蘇生するために、ミッドチルダに住む全人口の生贄が必要ならば躊躇一つせずその全員を殺してみせよう。


蘇生の為に、等価交換が必要で、それが親の命ならば、この命即座に投げ打ってみせよう。


スカリエッディとのリンクも失われ、私にはもう手段を選んでいる暇は無い。


唯一つの希望に見えたレリックを使ったアリシアの蘇生も不可能となった。


「もう一度あの子の笑顔を取り戻すまでは…」




私は死ねない。







そうして、私はリニスと契約解除したあと、彼女を冷凍睡眠させていた場所に足を向けた。


プレシアside end







クラウンside


海鳴にある拠点にしている、とあるマンションにて。俺は話をしていた


『演出としては十分だったな』


デバイス、サラマンドラが喋る。こいつを入手したのは何時だったか…そう、あの時か


「演出としては…だが、ジュエルシードを回収できなかったのは痛かった…か」


溜息を吐く。格好の機会であったのに失敗した


突然の乱入、そして疲労した所を攻撃。その手段を以ってしても強奪することは叶わなかった。準備は完了寸前なのに、肝心の鍵が集わないのではしょうがない


それに、もうあまり時間が残されていないのだ…



『まあ良いだろう。いずれチャンスは訪れる筈だ。』


「そうであると楽なんだが…」


そういうと突然通信が入った。


〔兄貴、たった今仕方全ての準備が完了したよ。〕


待ってましたっていう所だ


それは朗報だ。もう少しばかり掛かると思っていた。


「そうか…あいつらの様子は?」


〔ああ…一応バイタルは保っている。でもその均衡もいつまでもつか…わかんないよ〕


珍しく弱気な彼女だ…それもそうだろう


『でおまえはどうするんだ、そこで待機しておくのか?』


サラマンドラが尋ねる。俺としても来てくれるのならば心強い。だが、アースラの監視もある合流するのは困難を極めるだろう。あちらは転移が使えないはずだ。こちらが異世界に出て行って〜というのは間違いなく感知されるだろう


〔行く。と言いたいところだけど、次元巡洋艦が周辺にいて?それに気をつけないといけないと〕


「確かにそうだな…ではどうするか。」


〔うーん…よし、アタイが行くよ。そっちは魔力反応測定されてて動いたらばれるんだろうから。〕


確かに言うことに一理ある。だがどうやって転移してくるんだ。確か時空転移は使えなかった筈だが…


〔どうせ、時空転移出来ないとか考えてるんだとおもうけど?今のアタイは次元転移習得したんだよ。もう前までのアタイと考えないで欲しいな〕


『ほう…習得したのか、少し前まではあんなに難儀してたというのに』


〔うっさい…サラマンドラ。アタイはもともとこういう細かいこと苦手なんだ〕


確かに大雑把で火力は高いものの、細々としたことは苦手だったか。


「ではどうする?転移するなら、こちらから座標を送る必要があるな」


〔そうしてくれると助かるよ。〕


「わかった。座標を送る。だが、念には念をいれて此処からは少し離れた場所に送る。いいな?」


そして、彼女へ座標を送る。離れたといっても精々とほ二十分あればいける場所だ。あくまで応急処置に過ぎない。


〔わかった、ではいまから行くよ。じゃあ、通信を切るね〕


そうして通信が切られる。



では向かうとしようか





アギト…との合流場所に


そして俺はこの場所から踏み出した


クラウンside end


アースラside




敗北。それを喫した。クロノは撃破され、今日明日魔力が使えない。だがなのはは今だ昏睡中。


「でも…ジュエルシードを奪われなかったのが幸いね…」


そう、戦いに負けて勝負に勝った。


純粋な戦闘で負けたものの、目標であるジュエルシードの安全は確保できた。


それがなによりだろう。


「でも問題がねえ……エイミィ、あのクラウンという男の情報入手できた?」


エイミィに尋ねる。その疑問はここにいる全員の疑問であった。


「はい…ですが。あまり情報がありませんでした。データベースに残っていたのは少しの活動履歴に彼が数年前から活動していたことだけ。」


「そう……なら魔力ランクは測定出来た?」


魔力ランク。相手の所有する魔力の基準。高ければ強いと直結する訳ではないが、高ければ高いほうがよい。


「はい…測定値は通常時156万。AAA+相当の魔力値と思われます。戦闘技術から推定される魔導師ランクはAAA+とみられます。」


「なんだって!プレシア・テスタロッサだけでも十分高いというのに。」


「というよりもなんなのかしら、今回の事件。推定AAAが二人に+が一人、極め付きにSSまでいるなんて…。今年は厄年かしら…」


リンディが頭を抱える。普段ならばありえない高ランク魔導師のオンパレードだ


「頭が痛くなりそうだ…はぁ……」


クロノも溜息を吐く


「ですが、なのはちゃんへの攻撃を防いだ障壁を作った魔力光は…」


エイミィが話を変える。ユーノは脱走して現在行方不明な筈だが…


「確かに…あれはユーノの魔力光だった。場所の探知は出来たのか?」


「うん、場所は掴めてる。」


なのはを送りたいところだが、今の彼女に頼むのは無理がある。それにユーノは脱走。という部類になる。捕縛し、事情を聞きだすしかないだろう。


「なら…どうするべきk…」「わたしがいきます…」


予想しても居なかった人物の登場に全員が驚く


「なのは…ちゃん」


何もしていないのにただ妬まれ、疎まれた彼女自身が名乗り出た。だが、彼女に勤まるのだろうか。その原因であるのに…


「だめね…残念だけど許可できないわ」


リンディが判断を下す。現在、艦内では彼女は大きな戦力。勝手に抜けられるわけにもいかないのだろう。


「それにこちらもユーノ君をそのまま放免というわけにはいかないの」


なのはの顔が理解出来ないといったような表情になる。


「ユーノの回収はアースラから人員を送る。それで我慢してくれないか、なのは。ユーノと対話する機会はもちろん準備しよう。」










だが…なのはは首を横に振った。ただそればかりか叫んだ


「なんでですか……みんな…みんな」


「わたしの前から離れて言っちゃうんですか…!!!」


「捕縛して、それで対面して何もよくないことなんて起きないです!!!ただ、なくしてしまうだけです。」



「いい子にしていたら、誰もわたしのそばから離れていかないと思った。でも、ほんとうは違った。いい子にしていてもクレス君も、ユーノ君もわたしから離れていっちゃった…なら、わたしは、わたしは、どうすればいいんですか!!!」




行き場のない叫びは何処に届くのか。



「だから…だからわたしは、自分自身の意思でユーノ君と話し合いがしたいの!他の誰かじゃあだめ、自分自身でけりをつけたいんです」


「たとえ悪い子っていわれてももう…いい、わたしは自分のしたいことをするだけです!!!」



「レイジングハート!!!」


眩い光が現れ、突然セットアップする。


「なにするんだなのは!」


クロノが叫ぶ


「フェイト・テスタロッサを説得するんじゃあなかったのか!」




「民間協力者なんて立場…もういらない。わたしは…ユーノ君との繋がりを大事にしたいんです。」



「その過程でここを離れることになっても…構いません。自分自身の手でフェイトちゃんに言葉を届かしてみせます」


「なのは…」



「なのはさん…」


リンディが仕方ないといったような顔をする。彼女自身も思うことがあるのだろう。


「なら……仕方ないわね。クロノ、いいわね」


クロノはなんであると理解していないようだ。


「どういうことですか館長?」


わかってないの?という顔をする。


「なら、なのはさん。あなたは今日付けをもってアースラの民間協力者としての登録を除名します。」


なのはの顔が納得したような表情になる。彼女覚悟していたようだ。ここに居られなくなると。


「つきましては…報酬を払う必要があります。それはユーノ・スクライアの現在位置へ転移させると、いうことにします。」


「館長!!?よろしいのですか?」


「ええ、いいのよ。それにこちらも人情的に考えて捕縛なんてしたくないもの」


力不足。それはどうするべきだったのだろうか。


「なのはさん。それでよろしいですか?」


なのはは首を縦に振る。


「では…此方に。」


そういい、モニターを操作する。すると転送機が作動する。そして光を放つ。準備完了だ。


「…ありがとうございます」


「いいえ、こちらこそよ。でも約束してね、必ず和解してみせると」


「はい!」


そういいなのはは転送機に向けて踏み出した。







虎:今回は…少し無茶苦茶かな。というかすごく難産でした。


クレス:それなのにこのざまか。


虎:許してください…


はやて:あかんなあ。…なんとかしいや


クレス:そうそう。早く俺を出すとかな


二人:?


何のことかわからないようだ


クレス:あ…


クレスさんががLogoutしました


二人:w


虎:なにがあったんだ。


はやて:なんやねん


虎:まあほおって置こう


はやて:せやなあ…次回


虎:なのはとユーノ。その二人が話す。そして和解できるのだろうか?


はやて:焔の歩む道『Talk』


二人:お楽しみに!




おまけ


はやて:でも実際に出来るんやろうか(ひそひそ


虎:サア…今回のあれだからな(ひそひそ


なのは?:なんかいったかな?


なのはだろうか。だがこころなしか黒いオーラを帯びている。


なのは:少し…頭冷やそうか。ディバイン…


二人:時代が違うでしょううううぅぅぅぅ

なのは:バスタアアアァァァー!!!


二人:ぎゃあああああああ





おわり


[*前へ][次へ#]

19/24ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!