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キラキラ輝く未来を



今にもちぎれそうなわたしのハートはあなたがいるからさらにドキドキと高鳴ってしまうの。お昼時のあたたかい陽気の中でキラキラ輝くあなたの茶色の髪に触れてみたりするけど、あなたはなんだか別のものに夢中なのです。



「かーわーうぃーうぃー」



総悟を見上げてそういうと「ん?」ってかんじでわたしを見た。あ、今の顔もかわうぃうぃ。総悟はわたしの横にちゃんと座っているのだけど気持ちはどこか別のところへいっているようでわたしのほうなんて見もしない。




「かーわーうぃーうぃー」

「なんでィなまえ!、その言い方は」

「今ハマってんの」

「そうですかィ」




総悟はそういうとまたそっぽ向いた。あー、こっち向いてよ。わたしにかまってよ。あーあー、折角ひさしぶりに会えたのになあ。なにしてんの?さっきからなにしてるんですか?雑誌よんでるの?わたしより雑誌ですか?雑誌にやきもち妬くだなんて自分でもバカだと思うんだけど妬くものは妬いちゃうんだよなあ。




「かーわーうぃーうぃー」

「なにが」

「総悟さんが」

「ふーん」

「…あの」

「なんでィ」

「かまってください」

「ちょっと待ってろィなまえ!」

「むー」




総悟はバサっとわたしの前に雑誌をひろげた。ん?なにこれ?それは雑誌というか、カタログで。プラチナの丸い、あれがずらりと。キラキラと。




「ゆ、指輪?」

「どれがいい?」

「…こ、これはどういう意味の指輪ですか」

「え、結婚?」

「…総悟さんかーわーうぃーうぃー」

「なまえ!がかーわーうぃーうぃーでさァ」






キラキラ輝く未来を
かーわーうぃーうぃー






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まえつぎ

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