テクニック
レバーなしブレーキシステム
昨今はシーバスでもレバーブレーキでのやり取りが盛んだ。勿論、竿遊もレバーブレーキを使うし、その恩恵を受けている。
しかしながら、レバーブレーキ特有のデメリットもいくつかある。
先ずは、どうしても自重が増えるので、軽さを求める繊細なキャストや感度に支障がある。しかし、いちばんの問題は、遊びがあるということだ。この遊びによって、ダート時の遊びのカチカチ音は、リールを傷めることもさることながら、やはり、繊細なバイトを気付きにくくする。
翻って、レバーなし、つまりノーマルなスピニングリールの場合、ほとんど遊びがなく、繊細なバイトをひろいやすい。キャストや感度にも問題はない。
肝心のシーバスとのやり取りは、通常、ドラグ調整や竿さばきで行うが、最近は、試みとして、逆回転オンにして、中指をのばし、スプールを押さえつけながら、レバーブレーキと同じ操作をしている。
慣れていないうちは、指先を怪我したり、スプールのナットが緩んだり、これは、デメリットかと思えた。
しかし、小さなシーバスやチヌの突っ込みに対してのやり取りでレバーなしブレーキシステムで慣らしていくと、指先を怪我することなく、しかもスプールの押さえどころを見つけることでリールにも負担なく行えるようになった。
この成果は大きい。
ただ、このレバーなしブレーキシステムの鍛練と実積は競帝都2500で行ったので、これが番手の変わるリールだと、スプールの押さえどころがまた、直ぐにわかるかどうか定かではない。
自宅でも、ある程度は、スプールの押さえどころを見つける鍛練はできる。
進化には、鍛練が必要である。
［前へ］［次へ］
[戻る]
[小説ﾅﾋﾞ|小説大賞]
無料HPエムペ！
携帯モード]
[
URL送信]
