テクニック 歯系レンジ攻略 歯系とは、太刀魚、サゴシなど、歯の鋭いフィッシュイーターであるが、シーバスや青物とは違うレンジ攻略をみいだした。 最初にシーバス、青物のレンジ攻略を簡単に説くと、ある一定のレンジ攻略が30分〜1時間は持続する。これはとりもなおさず、ベイトのレンジに付随するものである。 ところが、歯系は、そのレンジが目まぐるしく変化し、数十秒毎、換言すればキャスト毎にレンジが大きく変わる可能性がある。 例えば太刀魚でゆうと、直立して上を見ながらベイトを待つ性質柄、表層にベイトが居ないとなるべく底近くの水流の安定した定位置でじっとしている。 しかし、ひとたびベイトの群れが表層付近に近づくと、太刀魚のレンジは一気に上がり、活性も上がる。 足元のベイトなら目視できるが、沖目のベイトがどのレンジにいるのかは、ルアーにベイトが当たるか、ナブラでもたたないとなかなか掴めない。 浮き釣り人は、今日は2ヒロとか3ヒロ半とかいってとかくレンジを固定しているが、ルアーの利点はキャスト毎、あるいは1キャスト中でさえ、簡単にレンジを変えられる点である。 その利点を活かしたレンジ攻略としては、上からでも下からでも良いが、常にレンジをザックリ4分割くらいで刻んでリトリーブすることである。 そして、バイト又はヒットがあれば、そのレンジを次キャストで再び狙う。しかしながら、気をつけなければいけない点は、ひとたびバイトやヒットがあったからとて、そのレンジに固執してはいけない事である。 バイトやヒットが遠退けば、直ぐにレンジを変える。 歯系でも、サゴシ、サワラに関しては、明け方は表層、そしてすこしずつレンジが下がる傾向にあり、ある意味太刀魚よりもレンジ攻略がしやすい。 サゴシ、サワラは太陽の光とそのレンジが密接に関係している。曇り空では長らく表層連続ヒット もあり得る。ベイトのレンジよりも太陽光によるレンジ攻略なので、このコツを知れば自ずと、周囲を圧倒する釣果を得ることもできる。 [前へ][次へ] [戻る] |