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テクニック
潮流の向きとストラクチャ打ち
魚の食いが起った時を人はジアイという。もしくは口を使うとか、回ってきたともいう。あながち、真っ向から否定するつもりはさらさらないが、ことストラクチャ打ちについてはじっと口を噤んで定位していたシーバスが急に口を使ったり、とこからか急に回遊してきた、というパターンは少ない。
ジアイというか、潮流がストラクチャに当たる向きによって、食いが起つのだ。
具体的には、下記のようなポイントで、→の向きの潮流のとき、ストラクチャ(コーナー)の向こうにキャストして、リトリーブ、潮流に流されると、コーナーに引っかかるかもしれないのをギリギリにかわしながらそのコーナーでワンアクションを入れると、シーバスが釣れる。
まるで、コーナー(の影)に吸い込まれる(潮流のせいで)のを、必死で離れようと弱りながら焦りながら溺れ泳ぐはぐれベイトを演出するのだ。その狙いがうまく決まったら、高確率でシーバスが釣れる。1本抜いた後、20分も休ませたら、また次のシーバスが釣れる。

ところが、潮流が反対の向きならば、全く釣れない。シーバス自体、身体の向きを反対側にして、別の角度のベイトを狙っている。キャストしたルアーとて、潮流にのると、自然にコーナーから離れようとするし、自ら進んで怪しい影に向かうベイトも可笑しい。例えば、下げ潮で、→の向きがどんぴしゃの場合、20分おきに数匹釣れたとしよう。
アングラーは、次の日も同じ場所、同じ時間に再現性を求める。
ところが、無反応。
口を使わなくなった?そこのシーバスを前日にぜんぶ抜いちゃった?回遊していない?
どれも違う。
潮流は毎日約1時間ずれているので、翌日も同じ場所に同じ時間にいくと、前日は下げ潮だったのが、当日はまだ上げ潮だったりするのだ。
つまり、あと1時間待って、同じ潮流の向きに狙うと、前日に釣れたのと同じパターンで再現できる。

潮流の向きとストラクチャ打ちは、密接に関係している。

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