テクニック 台風後の気圧配置 2013年、10月下旬までに台風が28個も発生し、台風後の気圧配置と釣りの関係について研究してみた。 台風自体は時計と反対回りに回るが、その軌道は、台風自体が意思を持つのではなく、偏西風と日本列島へのぶつかりによって施される。 釣りにとって大事なのは、その台風がもたらす降雨量と台風後の気圧配置だ。 台風の右側が近畿を通過する場合は、南からの湿った空気を呼び込み、激しい降雨量にみまわれる。 しかし、台風の左側が近畿を通過する際は、日本海側の湿った空気は、六甲山までの高い山々で遮られ、神戸に至っては空っ風にもなる。兵庫県南部の降雨量でいえば、篠山〜有馬に降雨量が見込めるので、多めに予想されるが、どっこい、神戸は空っ風、しかしながら、加古川や武庫川の上流に降った降雨量が川の増水を齎す。 偏西風によって施された台風の軌道は、太平洋側を通ると、台風後に北風を呼び込み、気温が一気に冷える。 日本海側を通ると、南風を呼び込み、比較的暖かい空気を呼び込み、秋の訪れを遅くする。 もう、おわかりだろうか? 台風の軌道は、台風後の釣りに密接に影響している。 台風の軌道を見ながら、台風後の釣りの防寒具対策、増水による川攻め、南からのうねりによるベイトの湾内避難も予想できる。台風情報は、リアルタイムの釣果情報よりも貴重である。 [前へ][次へ] [戻る] |