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テクニック
スレバチ攻略
バチと、シーバスボイルはある。二年くらい前まで、殆ど釣り人のないA級ポイントで入れ食いだったのが、昨年から一気に釣り人が増え、それでもそこそこ釣れていたのに、今年は釣り人が多く、スレが生じてバイトすら少なくなった。バチもボイルも沢山あるのに、である。

それまでのパターン(表層引き波系、ボイル直撃系、岸際系)など、特に無風の引き波に連続バイトがあったパターンが崩壊し、全くバイトすらなくなる。

スナップをループノットに替え、ルアーサイズや種類、色、リトリーブスピードも変えてみる。

そうやって色々試していくうちに、今季のヒットパターンをつかんだ。ただ、これも、こうして発表して、多くの釣り人が実践すれば、やがて崩壊するだろう。

5mくらい沈めてから、早引きである。ロッドは、横向きに90度。

風波などで誤魔化せる時は、表層引き波系でも釣れるが、もはや、表層引き波のルアーは、そこのシーバスはバチとの違いを認識しているかのようである。

しかし、水面下での攻防は、未だ聖域化されており、それも、認識の定まらない早引きにこそ、ガッツリ飲み込みバイトがある。

表層引き波系には、軽いキスのような確かめるようなバイトになりがちだが、水面下5mの早引きには、その上昇過程において、リアクションバイトがある。

そもそも、バチは、突如として表層で生まれるのではない。バチ抜けの名称ごとく、底から抜け出して、一気に上昇し、水面をふわふわと漂うのだ。

この、上昇過程を狙うシーバスは多い。水面より食べやすいし、間違って表層引き波ルアーに食らいつくこともない。

本来なら、表層に漂うバチをパクパクと喰うのだが、あまりにも表層引き波系ルアーが多いと、底抜けから上昇過程に入るバチ抜けをターゲットに変えているのだ。

釣り人が沢山いるので、みんなにきいてまわったが、驚いた。大半がゼロ、せいぜい1〜2匹である。

竿遊は、その中で、写真を取りながら、仕事の電話を受けながらの毎回3本なので、この攻略が、ある程度正しいのと、多くの釣り人が表層引き波系を駆使するほど、実際のシーバスはバチ抜け上昇過程にスイッチしていくので、表層引き波系釣り人が多くなるほど、このパターンがはまっていくことを実感した。

ボイルがあるのに釣れない、と諦めて帰る輩、ゴールデンウィークの終焉とともに、バチ祭とサヨナラする輩、彼らが居なくなり、警戒心の薄れた釣り場になれば、独りで表層引き波系を楽しもう。

それまでは、シーバスの気持ちに呼応して、バチ抜け上昇過程を狙っていく。

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