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薔薇(BL)
会話文


骸の携帯電話に、雲雀から突然電話がかかってきました。


[ねぇねぇ骸、]
「ど、どうしたんです?
…恭弥君。
君が僕に電話をかけてくるなんて…」
[あのね、僕。
……新型インフルエンザにかかっちゃったみたいなんだ]
「………え。」
[それでね、明日の見回りどうしようって思うんだ。
あ、僕は平気なんだよ?
でも草壁が、インフルエンザにかかったままの人が見回りをしたら
他の人にも移しちゃうから駄目って言うんだ]
「(成程、その手で止めてきましたか…)
そうですね。
移したら大変なので、暫く家で休んで早く治すのが一番だと思いますよ?」
[……骸、まで…
そんなこと言うの、?]
「え、え?
きょ、恭弥君…っ?」
[インフルエンザなんて、僕がトンファーで咬み殺してやるんだからっ!?]
「恭弥君!?
病人なんですから暴れたりしたら駄目で…[ブツン]
「………、」
[ツー… ツー… ツー…]


「きょ、
恭弥くぅぅぅぅぅん!!?」


その日、骸が雲雀の名前を叫びながら
全速力で彼の家へと走って行く姿が目撃されたという。



…――終われ☆←―…*

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