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薔薇(BL)
白骸(ほのぼの?←)


「む・く・ろ・くーんv
君のダーリンの白蘭が遊びに来たよーッ!Vv」

「………白蘭」
骸は呆れたような表情で白蘭のほうを向く。
「本当に貴方って人は……全く。
一体どれだけ暇なんですか!;」

対する白蘭はというと、楽しそうに笑いながら
少し首を傾げてみせる。
「えー?
…僕は暇じゃないよ!
いつだって骸君の観察に忙しいし♪」
「……はぁ」

骸は最近ずっとこんな調子で白蘭につきまとわれているのだ。
何時もそういう事をあまり気にしない骸であっても、流石にここまでされれば
やはり溜め息の一つや二つ、吐いてしまいたくなるのだろう。

「骸君駄目だよっ 溜め息なんて吐いたら!
幸せが逃げていっちゃうよっ!」
「……誰のせいで溜め息吐いてると思ってるんですか。」

白蘭の呑気な言葉に 軽く目眩までしてきた骸は片手で頭を押さえながら言った。
すると白蘭は一人ふむふむと頷く。

「…よし。
溜め息を吐いたせいで幸せが少し逃げていっちゃった骸君は可哀想だから、僕が頭を撫でてあげるね♪」
「貴方は僕の話をちゃんと聞いていましたか?
はい。全く聞いていませんでしたね。
…そう僕が話してる間にも気にせず頭を撫でるってどういう事ですか。」

白蘭の手を払い除けるでもなく、半ば諦めたような表情のまま頭を撫でられ続ける骸。


「…好きだよ、骸君♪」
「…っ//
そんなこと、言われなくても分かってます…っ!」
「そう?
でも、僕は言いたいな♪
それに、骸君からも僕のこと好きって言われたいんだけどなぁ……」

ダメかな?

…そう聞いてくる白蘭に
骸は仕方ないという表情で一言。

「僕も…
好き、ですっ//」
赤面しながらそう言う骸……
その可愛さ故に骸の虜となる者が大勢いることを、
彼はまだ知らない。



(……っ///
本当に骸君ってかわいぃよねっ!)
(え、ちょ。白蘭?!
何急に抱きついてっ!//
…離れてくださいっ!)
(…やだ!)
(えぇ?!)



…Fin.

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