Love Boys
やきもち 3 〈夏目〉
「すまん、夏目。」
泣き止んでから初めに発した言葉はこれだった。自分が泣きじゃくっているところを見られて、しかも宥められながら。田沼は恥ずかしくて、俯き加減で頬を少し赤に染めていた。そんな田沼が可愛くて夏目は優しげに微笑み、
「別にいいさ。というか、どちらかといえば、俺嬉しかった。田沼がやきもち焼いてくれるなんて思ってなかったから。」
そう言った。
「そうか・・。」
どこか安心したように田沼はため息を吐いた。
もしかしたら夏目が自分を軽蔑してしまうのではないか。と心の隅で思っていたからだ。
しかし、夏目の反応は田沼が思っていたようなものではなかった。
(よかった・・。)
心の中で田沼は呟いた。
「あ、で夏目。」
何かを思い出したように夏目呼んだ。「何?」と田沼の方を見てくる。
「用事ってなんだ?」
用事?と夏目は少し考え込んでああ、とこちらもまた思い出したように
「いや、別に対したことはないんだ。それにもう用事済んだから。」
「済んだって・・・?」
何をしたのか・・・今度は田沼が考え込んでいると、
「田沼の様子を見に来たんだよ。」
「え?」
「なんか、元気なかったみたいだったから。でもまぁ理由も分かったことだしいいけどな。」
「そ、うか・・・。」
(夏目にも、心配かけてたのか・・。)
夏目に気付かれないように小さくため息を吐き、
「夏目、ありがとう。」
笑いながら、そう言った・・・・・。
それから翌日。
いつも通りに田沼と夏目、勿論仔狐も一緒に下校した。そして、いつも通り夏目と仔狐は手を繋いで歩く。ただ、違うのは・・。
「田沼。」
夏目に呼ばれて、なんだ?と目線を合わせる。それから数秒経ってから、夏目の意図が分かって仔狐の隣に立ち、手を繋いだ。
初めは驚いた仔狐だったがだんだんと笑顔になっていき、三人仲良く、歩いて帰って行った。
END
〇あとがきっぽい言い訳文〇
書く時間がなくてまともな文章になりませんでした。はぃゴメンなさい・・・。
いっつもいつも、時間がないと言い訳している自分が情けないです。
で、田夏っぽいような小説です。が、そうでないような・・・。
でも、なんか仔狐ちゃん・・・じゃなくて(素で間違えました。)仔狐君に嫉妬する田沼を書いてみたくなってこんな小説を書いてしまった自分です。
今度はコレを漫画にしてみようかな・・・的な感じに思ってみましたが、自分が夏目のイラスト描けない事に気がつき、断念しましたww・・・イラストの方に「夏目のってんじゃん」ていうツッコミはなしの方向でオネガイシマス m(_ _)m
うーん・・・
文才ないなぁ私・・・。
もっと勉強しなきゃですよねぇ・・・。
作者:凛祢
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