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OGRE


「まぁ、色々あったわけだ」
これ以上は語る気がないのか、そこで話は終わった。


「そうなんだ」
その続きが気になるが、訊いてはいけないような気がして、訊くのをやめた。



「それで、お前は何が訊きたいんだ?」
「えーと、まだ整理できてなくて...」

その返答に真氷呂は、がっくしと頭を下げてため息を吐いた。


「ごめん。訊きたいことはあるんだけど、こっちの準備ができてないというか...」

「そうか。まぁ、そうだろうな。―――ところで、これは昨日の魔物だな。小さいのも可愛いが、もっと『ナイスバディ』にならないのか?」

笑顔のまま、真氷呂はオニの頭を撫でる。


その言葉と行為が気に障ったのか、オニは真氷呂の腕を払いのけ、萩にしがみついた。


「さ、触らないでください!」
「最初はもっと大人だったんだけど、あたしがこの姿にしたの」
苦笑しながら、萩は言った。


人化に成功した時は、確かにオニは大人の姿だった。しかし、さすがに自分と年が近すぎるため、幼い姿に変えたのだ。

よくよく考えてみれば、自分よりスタイルが良かった気がする。



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あきゅろす。
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