君とふたり（セット）
君とふたり
のうりに映る
笑って下さいどうか
顔を亡くした少年
がれきの城
見つめた先
たましいの行方
かがり火は照らす
つるされた男
たいせつな君へ
（君の笑顔が見たかった）
濡れ衣を着せられて
れんげ草を摘んだ
流転の世界を
瞳に射貫かれ
がけっぷち
僕はまた罪を犯す
おやすみなさい永遠に
捕捉しがたい実態
楽園を瞼に映す
演奏は終わる
ただしそれは幻想
（濡れる瞳が僕を捕えた、）
（ああ、もう逸らせない）
神様はいますか？
はいずりまわる者
私はここにいます
おきざりにされて
見間違うはずない
捨てられた子供達
手を引かれて来て
たまゆらの命尽き
（神は私を見捨てた）
（楽園など始めからなかったのだろう）
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