短編
ミルキside
昔から何故か俺んとこにばっかに絡みにくる名無し。
初めはゲームとかできねーし邪魔だしうっとうしいって思ってたけど、
実は今はそうでもなかったりする。
いつからか、俺は名無しのことが好きになったみたいだ。
アニメよりも、ゲームよりも、ママよりも。
だから今、
なんて答えたらいいか困ってる。
好きだと言って、でもあっちにはそんな気がなくて気まずくなるのは嫌だ。
「ねぇ、ミルキ。
あたしは昔からミルキのことが好きなんだよ?
……………………………………でも、
ミルキがあたしのこと嫌いなら……ッッ……もう2度とここに来ないよ……」
!
はじめて見る名無しの涙。
俺はすぐに名無しを抱き締めた。
めずらしく、体が速く動いた。
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