短編 告白 でもあたし、ゾル家に嫁ぎたくないし、実家も継ぎたくないのが本音。 暗殺なんて昔から好きじゃないから。 仕方がなくやってるけど。 暗殺一家に生まれたときから、 これがあたしの運命だから。 「俺、名無しのこと好きだ」 ずっと黙りこんでたキルアが突然の告白。 「……………………………………え?」 「俺、昔から名無しのことが好きだった」 昔、から………………? 「俺、家を出ようと思うんだ。 …………もう、殺しなんてうんざりだ。 自由になりたい。外の世界を見てみたい。 名無しも同じだろ? だからさ、一緒に行こうぜ?」 …………え? えっ? キルアがいろんなこといっぱい言うから、なんか頭が混乱してきた。 [*前へ][次へ#] |