〜forever〜 永遠に 〜おまけ〜 今までのおまけに比べ素晴らしく長文です お気を付け下さい。 お話しは続いていません。(=過去編) …とある日… 「アシェリーナ」 「はいお父様」 城の一室でライトラス親子が会話を楽しんでいた。 「好きな人でもできたですのか?」 「まあ///お父様ったら、何故急に」 「ミシェルに似ていたからだよ」 「お母様に?」 「えぇ、私がミシェルと知り合ったころ彼女は何時も、今のアシェリーナの様な顔をしていたからね」 「フフッ、お父様は凄いわ、私たちのことはお見通しという訳ですわね」 「もちろん。愛する妻と娘ですから。…ところでお相手は?」 「それはいくらお父様でも言えませんわ(笑」 「残念だなぁ。でも…、分かっているよね?アシェリーナ」 「…分かっています。一国の王女として我がままを言うわけにはいきませんわ」 王女は王子と結婚する 「私は娘には好きな人と幸せになってほしいんだ、政略結婚なんてさせないよ でも、そうは言ってられない時がくるかも」 「いいのですよ、お父様にそう思われるだけでも幸せです」 「アシェリーナ」 私は第二王女、これは″かつて″の話。 私には4つ上の姉、シェリアスティーナ様がいたそうです。 生きていれば21歳 しかし、私のお姉様は私が生まれてくる前、4歳の時他界したと聞いています。原因はご病気なのだとか。 私のお姉様はとても立派だったと、小さい頃伯母様によく言われました。 4歳にして知能は他の子とは比べられない程だった等、それに比べ私は人に言えるほど良くもなく、何故私が生きて、お姉様がお亡くなりになったのか不思議な程で。 私が死ねばよかった そう思ってしまうことも多々あります。 けれども、そういう時は何時もお父様やお母様、剣士団の方たちやいろんな人が慰めてくれるのです。 だから今私は生きていられるのです。 他国の人からの侮辱など耳には入りませんわ だから、お父様、お母様、心配をしないでください。 私は何時までも 笑顔で いますからね ‐ [*前へ] [戻る] |