〜forever〜 永遠に 2 今、ラトス国の城内は 少しの混乱状態におちいっていた。 『ネオウル国の部隊に仲間が殺られた』という噂は 一気にに城内へ広まったのである。 同時に『生還者がいる』ということも広まっていった。 事実であることに変わりは無く、 元々事情を知っていた者達は、混乱を避けるためと言 えども嘘をつくことは出来ない。 この事が正しかったとは断言出来ない。何故なら、こ れから国外に出、最悪の場合、戦場に立つものが仲間 の死に恐れを感じてしまってはいけないからだ。 まあ、仲間の死に恐れを感じる程ラトス国剣士団の人間は脆く ないのだが…。逆に奴らなら"別のもの"が沸いてくる だろうな。 同じ戦場に立つ者より ここに戦記を残す 何時しか、この戦いが終わることを信じて ランデリー・R・コルツァント - [*前へ][次へ#] [戻る] |