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〜forever〜 永遠に

「ネオウルの兵はどのくらいいたのかね?」

「よく分かりませんが…7人ほど」


そんな中、王は疑問を感じていた
 何故オーランド国の近くにネオウル国の兵が?
 ラトスの兵を殺害した、となると
 これは宣戦布告なのか…?
オーランド国に何かあったのか…?


「7人となると、偵察か何かの小部隊だろう
小部隊がそこにいた、となると拠点もその近くにあるはずだ…
ということは、オーランド国はラトスを裏切ったのか?…王」


「!?っあぁ…しかしオーランド国が裏切るな
ど考えられません、何か裏があるはずです」


「相変わらず甘いお方だ…って王!!」


急に王が跪いたものなのでオリヤンドは
大きい声をあげてしまった


「何をしてるのですかっ!!」

今度ばかりはオリヤンドだけでなく周りにいた者たちも驚いた

王は傷ついた兵士の前に跪いて話し出しだした


「ありがとう」


「え?」



「無事に帰って来てくれてありがとう
辛かっただろう?」

「そんなっ、私は仲間を見捨てて帰ってきたんですよ!?
なのにっ…私に礼を言われる筋合いなどありません」


兵士は声を押し殺して涙した


「そんなことはありません
現に、あなたはこうして危機を伝えに…、帰ってきてくれたでしょう?
その場で仲間の仇を討ちたかったでしょうに」



王は人の心が読めるのか

兵士はそう思ってしまうほど
自信の心の内をを言い当てられていた


「どうか……、どうかお許し下さい、、、仲間を」
「いいのですよ」


「また、取り返しに行けばいいじゃないですか…ね?」






「はい、ライトラス王」





「…ということだ、オリヤンド」

「はいっ!」


「争い事は避けたいのだが…」
「王っ!!」


「分かっています…
貴方は剣総長にこのことを伝え、一刻も早く兵の用意をしてもらってください」


「分かりました…、王?亡くなられた兵士については…」

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あきゅろす。
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