[携帯モード] [URL送信]

〜forever〜 永遠に

「なっ/////」


シェリルの目の前にいた嬢さんが一気に赤面したが
生憎俺の位置からはまだ見えなかった
俺は一歩遅れてシェリルの顔を見ることになる





そう思っていた






「「「なぁにぃ―!!!」」」








こんなこと
想定外だった…


俺だけじゃない
他の奴も同じだろう

しかし、嬢さんが赤面する理由が分からない

あいつ(シェリル)の"見えている部分"といえば
あの、黒く長ったらしい三つ編みだけだ


顔は見えない・・・
いい歳して仮面なんか被ってやがる
何処かの舞踏会に出るわけでもないのに、、

目の部分が見えねぇ
仮面の色は黒だったが、所々赤い線状の模様が
ついていた

目の色は




パサッ




見ようとしたところでシェリルが
フードを被り直した



「……一体これはどういうことだ」


明らかに怒っているシェリルに
俺は負けずと言い返した


「何でお前は顔を隠すんだ?」


…………




「先に質問をしたのは私だ、それにこんなことに
一国の王女まで巻き込んでくるとは思わなかったな
見損なったぞシード」


「違うのです シェリル様!!私はっ!」

 今まで赤面していた嬢さんが我に返り
シェリルにこの状況を説明しようとした


しかし、そんなことはどうだっていい
俺はシェリルの言った言葉に猛烈に腹が立っ



「「見損なった」だと?」

ここから先は言ったらだめだっ
そう分かっていたのに、分かっていたつもりなのに
怒りにまかせて言ってしまった

「見損なったのはどっちだ!
誰一人、仲間にさえ顔を見せず挙句の果てに
は“見損なった”?どうかしてるぜ!」





-

[*前へ][次へ#]

3/4ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!