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フェアリー隊 外伝1


フレイは国防省を後にし、街を歩いていた。

首都の主要道路、ウェスタン通り。

ここはいつも車と人で混んでいる。

しかし、角を一つ曲がるとそこはスラム街だった。

っと、その時人とぶつかった。

「きゃ」

「おっと…」

相手が転けそうだったので、腕を掴みバランスを取った。

「大丈夫ですか?」

見ると可愛らしい少女とも女性とも言えない子だった。

「待て!」

「追われてるのか?」

彼女が来た方を見るといかにも不良と言える輩が走ってきていた。

「あ…はい」

「何かしたの?」

今度は彼女を見ながら言った。

「いえ…肩が当たって…」

フレイは納得し、わかったとだけ言って前に出た。

「なんだ?おまえ」

「見てわからないか?軍人だよ」

「軍人が俺達に何の用だよ」

「君、まだ学生だろ?帰って勉強でもしたらどうだ?」

「っな…」

「君は…そろそろ自立すべきだ。母親の言いなりは卒業したまえ。」

「なにを…」

不良達は標的をフレイに代えつつあった。

っが、その時

「おめぇら軍人さん相手になにやっとるんじゃ!」

後ろから来たのは老人だった。

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あきゅろす。
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