フェアリー隊 外伝1 4 「さて…君達には大きな借りがある」 「そんな…私達は与えられたミッションをやっていただけで…」 「おまけに失敗しました」 「いや…そんなに落ち込まないでくれ。 あの事件は本当に…残念だった…」 あの事件…三年前 俺達が担当したあのミッション… 「しかし彼女は生きている。 私にはそれだけでも十分だ」 「………………………」 「さて…君達への頼みとは…これを預けたいんだ…」 そう言うと、国王は茶封筒を俺達に渡した 「…これは!!」 中を確認した俺は驚いた 「国王陛下…これは………」 「AFR-08 ワイバーン]V 我が国の最新鋭、空中母艦だよ」 「そんな…こんなもの……」 AFR-08…開発ナンバーはXAR-13 数えること13機目の試作空中母艦に当たるこの艦 そして俺はもう一枚の報告書を見て驚いた 「こ…これは!TLSレーザーユニット!!」 戦略レーザー それは全てを焼き付くす閃光として知られていた。 「この艦、そして小型空母であるAFR-10 ドラゴンフライを君に託すよ」 「…いや……一体どういう…」 「…我がスフィア王国をしばらく鎖国する」 「ちょ!」 「陛下どういう!」 勢いよく二人が立ち上がる 「まぁ、二人とも落ち着きたまえ」 [*前へ][次へ#] [戻る] |