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フェアリー隊 外伝1


「っよ、調子はどうだ?」

重盛が格納庫の前を歩いていると丁度フレイが出てきたとこだった。

「どうもこうもないぜ…」

先日の戦闘でダリス航空基地は壊滅寸前。
滑走路は穴だらけで、ハンガーの屋根からも空が見える。

「あの戦闘から3日か…」

重盛が独断で戦闘に介入した事件。
上層部の方は大統領が押さえてくれてる。
だが…

「首都に召還されたって?」

正規軍のフレイは部隊が壊滅してしまったという事実から軍法会議に召集された。
もちろん不可抗力で起こった事件であるので、懲罰は免れるだろうが…

「大丈夫か?」

「仲間が死んで、基地が壊滅状態だってのに…」

重盛はフレイの肩に手を置き軽く叩いた。

「スフィアが絡んでる以上、俺達も無関係じゃないさ。」

敵部隊の中にスフィア王国軍機がいた。

恐らくクーデター軍の物と思われるが、この国の政府がどう捉えるかはわからない。

「そう言えば、伊波達は?」

「あぁ、あいつらなら…」

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