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フェアリー隊 外伝1


「アレか」

運良くジャミング機の翼端灯を見付けることができた重盛と由貴。

「レーダーロックは…かけられないか」

ウェポンを機関砲にセットし、慎重に距離を詰める。

(あともう少し)

息を飲む様な中、その時は来た。

射程内に捉えた機関砲が吠える。

その弾は確実にジャミング機を撃ち抜き、鉄屑へと変えていく。

「レーダーは?」

「変わらず。…いや、若干の変化あり。60秒に一度少しだけ見えます!」

「よし次だ!」

一機減った程度のジャミングだとたいして変わらないが、一時的とはいえ、敵を補足できるのはこちらに有利だ。

「方位205、3500フィートです。」

「了解。」

左旋回

どうやら敵は上手くダイヤモンドを組んでいるようだ。

「無線はまだダメか?」

「…ダメです。ノイズが酷い」

(もう一機やればいけるか?)

っと、進路のもう少し左側で爆発が見えた。

「…あれは………」

由貴が声を漏らす

「おそらく、爆撃機をやったんだろうな。」

爆撃機が積んでいる爆弾諸とも撃破したのだろう。
大きな火の玉が出来ていた。

「俺たちに出来ることをやってしまおう。」

「はい!」

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