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フェアリー隊 外伝1


「はい。どうぞ」

扉から入ってきたのはここの基地案内役だろうか?
正装を身にまとった軍人…

「エスタレス・ノレインさん。
及びフェアリー隊の僚機の方。
応接室に至急お越しください、とのことです。」

「何事だ?」

伊波が首をかしげ、ノンに聞く

「…わからないな……」

ノンは指を机の上で数回叩き、そして

「行ってみよう」

そう言ったのだった。
その目には既に鷹の眼となり、獲物を狙う眼となっていた。



ダリス航空基地内
 応接室

早々に着替えたノン…その制服は無論、スフィアの物。

呼ばれてきたのに待たされる。
軍では良くある話だが、比較的早かった。

「待たせてしまってすまないね」

そう言いながら入ってきたのは―

「シュトリバーツ少将…」

そう
開発部に関係を持つダリス島の最高責任者。

彼がこの場に現れたことに伊波達は驚いていた。

「おや、私をご存知とは…何処かでお会いしてたかな?」

「い、いえ。それに、私達はスフィアから来たのですから…」

「そうだったね」

少将は笑いながら、席に着いた。

隣には基地の司令官―ハーベット大佐。

どうやら、これで全員のようだ。



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