フェアリー隊 外伝1
5
「はい。どうぞ」
扉から入ってきたのはここの基地案内役だろうか?
正装を身にまとった軍人…
「エスタレス・ノレインさん。
及びフェアリー隊の僚機の方。
応接室に至急お越しください、とのことです。」
「何事だ?」
伊波が首をかしげ、ノンに聞く
「…わからないな……」
ノンは指を机の上で数回叩き、そして
「行ってみよう」
そう言ったのだった。
その目には既に鷹の眼となり、獲物を狙う眼となっていた。
ダリス航空基地内
応接室
早々に着替えたノン…その制服は無論、スフィアの物。
呼ばれてきたのに待たされる。
軍では良くある話だが、比較的早かった。
「待たせてしまってすまないね」
そう言いながら入ってきたのは―
「シュトリバーツ少将…」
そう
開発部に関係を持つダリス島の最高責任者。
彼がこの場に現れたことに伊波達は驚いていた。
「おや、私をご存知とは…何処かでお会いしてたかな?」
「い、いえ。それに、私達はスフィアから来たのですから…」
「そうだったね」
少将は笑いながら、席に着いた。
隣には基地の司令官―ハーベット大佐。
どうやら、これで全員のようだ。
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