フェアリー隊 外伝1 2 起動したパソコンを二人で眺める ……………………………………… 「…これは……」 「どうした?」 眺めていたパソコンに流れる文字を見てノンは全てを理解した。 「こいつはイーグルのデータリンクシステムを使った高性能パソコンだ」 「イーグルってお前の?」「あぁ。あの機体にはスーパーコンピュータに匹敵する処理能力と解析能力を持ち合わせている。 だが単機では情報が限られているため、複数のコンピュータに接続して、その能力を増やすことが出来るんだ」 「それじゃあ、こいつもその一つってわけか?」 「たぶん…ちょっとまってくれ…」 ノンはキーボードを操作しあるファイルに接続する 「…やはりそうだ」 ノンはひとりでに納得する 「なにが?」 「今、あいつは“1人”だ。 この機能は通信を使った手法で俺に訴えかけてきてる」 「なんて?」 「ここはどこ?あなたはどこ?」 「まるで心があるみたいな言い方だな」 ノンは一呼吸置いて話す 「あいつにはあるさ」 「っえ?」 フレイはノンを見た 「あいつには…人工知能を搭載した言わばAI機なんだ」 [*前へ][次へ#] [戻る] |