小説 フェアリー隊 3 4月28日 周回軌道 ヴァンシーW ─ブリーフィングルーム─ 「さて、シルフの諸君とアヴェンジャーの隊長、副隊長に集まってもらったのは他ならない、ワイバーンの哨戒任務についてだからだ」 前に立ち、説明を始めようとするが、由貴に追い出される 「本日、1100時作戦開始。 ヴァンシーW発艦後、ヴァンシーW前方約3000kmの位置まで加速。 所定の位置に着き次第、シルフは2機編隊、3時間の哨戒任務を行います。 任務は1人当たり1日2回。 2チームローテーション方式で行います 整備面から諸注意として任務開始30分前には再度整備点検を行ってください。」 俺も黙ってるわけにもいかないので茶々を入れる 「まぁ、1日に対して数が多いミッションだ。 整備点検はちゃんと行ってくれ」 『了解。』 シルフの隊員が声を揃えて言った 「緊急時はアヴェンジャーに援護要請を出すし、近場の基地に援護要請をする。 決して俺達だけでなんとかしようなんて思わんでくれ」 最後に大事なことを伝えておく これだけは頭の片隅に無いと例の不明機には恐らく勝てない… 「はい」 「了解。」 「…了解」 「わかったわ」 「作戦開始まであと2時間、各員は自分の機体を再確認。 ワイバーンに積み込み、乗艦せよ」 『了解。』 「アヴェンジャーは残ってくれ 解散!」 [*前へ][次へ#] [戻る] |