小説 フェアリー隊 17 各員が部屋を出ていく中、アリシアだけはまだ座っていた 「どうした?」 「私はもうしばらくここに居させてもらうわ」 「…じゃあ俺も居ようかな」 「っえ?」 「少し話がしたいんだ」 「…いいわよ」 「お茶のお代わりお持ちしますね」 由貴も出ていってしまった 「さて…まずはどうやって来たんだ?」 「乗ってきた戦闘機で♪」 明るく答えられる 「いや、そうじゃなくて… ホーネットは航空距離は短い それはスーパーでも同じだ」 「空中給油して、よ」 「OK…じゃあ次の質問 ワイバーンの現在位置をどうやって?」 「中将よ 彼からフレイがフェアリーに行ったって聞いたわ。 フェアリーは今何処?って聞いたら 大体この辺りだろうって座標を教えてくれたわ」 「あの馬鹿中将…」 コンコン─ガチャ 「お茶のお代わりお持ちしました」 「んあぁ、ありがとう」 「いつもお疲れ様、由貴さん」 「いいえ、私の仕事ですから」 にこやかに答える 「そうそう、最後の質問。 IFFは何故発信しなかった? それとなんで射ってきたんだ?」 「私なりの挨拶。 IFFは生憎、使えなかったのよ… ほら、特殊戦って敵にも行くじゃない? それで固有の識別コードを所有して居ないから」 「なるほど…」 [*前へ][次へ#] [戻る] |