小説 フェアリー隊 7 首都 ノースポイント ─首都管区防空指令部 第3格納庫─ 現地時刻 2000時 ワイバーン ブリッジ 「全員乗ったな?」 「はい」 「ワイバーン、これより離陸する。 管制塔へ許可を」 「了解。 こちら第2独立部隊所属W01 管制塔、離陸許可を」 麻衣が管制塔へ連絡を取っている間、このワイバーンは地下格納庫からエレベーターで地上へ… 『こちら管制塔、了解。 離陸を許可する 離陸にはランウェイ01Lの使用を許可する』 「了解。」 地上に出た 「エンジン始動」 「了解。エンジン始動…」 ワイバーン独特の甲高いエンジン音が鳴り響く 「サブエンジン、異常なし。 メインエンジン、1番から4番までの始動を確認」 「ブレーキ解除、推力75%で離陸開始」 「了解!」 ワイバーン増速 「離陸可能速度到達」 「上昇角20度、方位270へ最大全速 当空域を離脱する。 管制塔へ通達!」 「了解。 こちらW01、管制塔 当機は貴国の空域を離脱、周回軌道へと帰還する」 『了解、W01 貴隊の幸運を祈る』 [*前へ][次へ#] [戻る] |