小説 フェアリー隊 6 『君が不在?』 「あぁ…同時刻ヴァンシーより救難信号をキャッチ、救助に向かったため、基地の件は私も報告を受けただけなんです」 『そうだったのか…それで?ヴァンシーを襲ったやつらは?』 「わかりません…救助中、所属不明機を救助しましたがパイロットは意識不明、回復を待って話を聞こうかと思います」 『なるほど…』 「それで…敵の不明機何ですが…」 『どうした?』 「形が異常なんです。どう申し上げれば良いか…」 『なるほど…性能は?』 「私が代用機でなんとか撃墜できたのですが、ファーストアラート時より手強く感じました」 『なるほど…』 「会議、開いていただけますか?」 『もちろんだ。早急に手配しよう。明日にでも此方に来てくれ』 「っは!明日ですか?」 『状況からして急ぐだろ?』 「はい!感謝します」 『なに礼には及ばぬさ。 報告書、会議までに出してくれたまえ』 「了解しました…ではまた」 ……………ガチャ 「どうなったの?」 電話を切ると由貴がそう尋ねてきた 「…明日、首都にて会議だ」 「明日ですか?!」 「あぁ、至急パイロットをブリーフィングルームに召集してくれ」 「了解。」 「それからワイバーンの発進準備、ヴァンシーじゃ降りられんからな」 「了解です。」 そう言うと由貴は足早に部屋を出ていった (アップルティー…すっかり冷めてしまったな) [*前へ] [戻る] |