小説 フェアリー隊 7 「ありがとう おかげで助かったよ」 『どうします?続けて射ちますか?』 「いや…大丈夫だ これ以上勝手に撃たれても俺達に当たる」 『り、了解しました すいません… ではまた……』 ピピピピ(警報音) ロックオン まずい 『隊長!』 「っち」 話してる暇はなかったな 「…やるか、由貴」 「はい!」 「サポート頼むぞ!」 やるしかない 「なぁ、由貴…さっき気付いたんだが…」 「こいつら…速度が早い…!」 「あぁ…安定してロックが出来ない」 「でしたら…」 「あぁ、レーダー頼むぞ!」 そう言うと俺はスロットルをMAXに叩き込む 自分の愛機じゃないだけ加速はいまいちだが…それでも… 「敵機1機、6時…後方より接近!」 よし…もらった スロットルを一気に下げてそれと同時に 右5℃上、左にロール… すると…敵機が目と鼻の先! 今だ!!! っドォーン 一発のAAMが敵機にクリーンヒット だが、それ以外の機体も飛を吹いている そう、この基地の最終兵器… ―対空レーザー砲― 「…各機大丈夫か?」 『はい』 「ドラゴンフライは?」 「ヴァンシーに帰還しました」 「よし…こちらスコール、フェアリー隊帰投する…」 『こちらヴァンシー了解しました。』 [*前へ][次へ#] [戻る] |