小説 フェアリー隊
5
順調に運び出していく俺達は
とうとう最終便にまでたどり着いた
地下格納庫
「これで最後か?」
「はい」
由貴と最後の打ち合わせをしていると…
「6時方向より敵機」
「っえ?」
レーダーパネルを見ていた麻衣が叫ぶ
急いで由貴に確かめてもらう
「っ!!! 間違いありません
その数 3」
由貴が言う限り間違いないな…
「ったく!最後の機体ってのは?」
「F/A-18Eです」
「ふむ、ここで無駄射ちしたくないな」
「でもやるしかないですよ」
気付けば隣に居たカーターがそう言ってきた
まぁ確かにそんなことではないだろうな
「よし、ドラゴンフライは機体を積み次第、全力で離脱」
「わかりました」
「俺たちはα隊は搭乗機体にて撃墜任務に出る」
『了解。』
「準備しててくれ、すぐに戻る
それと由貴!すまんがサポート頼む」
「わかりました」
この場合俺が言うサポートは後部座席に乗り俺のサポートをしてくれって意味を差す
由貴と俺の暗黙の了解みたいなものだ
そうこうしているうちに俺は廊下を駆け出し地下管制室に向かった
「これを起動するときが来るとはな…」
そう…この基地の最終防衛兵器…自爆行動を兼ねた最終兵器
……………………………………
「よし、α隊全員乗ったな」
『はい』
「各機、この基地の兵器にやられるなよ」
『っえ、生きてたんですか?』
「隠し兵器だよ」
『隠しもの、多いんすね』
「まぁね、さぁ行くぞ!」
バシューン
各機、編隊を組みつつ敵機迎撃にむかう
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